スーツ、ワイシャツに時間やお金をかけたくないなら、安く、合理的にそろえるやり方があります。基本は同じものをそろえてしまうことです。スーツ、ワイシャツが同じものなら、あなたが毎日考えるのはどのネクタイにするか、だけで済みます。
ポリエステル混毛のYシャツ、スラックスを選ぶと選択が楽になる
Yシャツはポリエステル混毛を選ぶ
Yシャツに綿100%のものを買うと、毎回アイロンをかけるか、毎回クリーニングに出さないと、洗濯するたびよれよれになる。綿100%以外のものでは、「形状記憶」とうたった商品もありますが、そう書いてなくてもポリエステルが入っていれば、大概アイロンがけが不要です。
ポリエステルの%が増える(綿が減る)ほど値段は安くなりますが、その分、綿の柔らかい風合いが無くなっていきますので好みで選びましょう。
Yシャツの色によって、スーツやネクタイに合う合わないがあります。そうしたことに煩わされたくないなら、白かピンストライプの白にしておきましょう。白に合わないネクタイやスーツはないし、白は膨張色で、あなたを大きく見せます。
クールビズなら半袖のボタンダウン
夏にクールビズを実施している会社なら、半そでのボタンダウンを買いましょう。普通のYシャツはネクタイを締めないとだらしない首元になりますが、ボタンダウンだとそれがありません。
クールビズの場合は、下着のシャツはVネックにしないと、Yシャツの下から下着がのぞくことになるので注意。
夏のスラックスは消耗品
夏はだれでも汗をかきます。汗をかけばだれでも臭います。だから当然洗う必要があります。これはスーツも同じ。
クールビズで上着がいらない人は、ポリエステル系のウォッシャブルのスラックスにしましょう。これだと洗ってもすぐに乾き、しかもアイロンなしでそのままはけます。消耗品だからお金をかける必要はありません。
せいぜい3年もてばよいので、無難なものがあれば、1本2000円程度でかまいません。3本はもっておきたい。
採寸は簡単です。今はいているスラックスの股下(股の内側の縫い目から裾まで)のサイズを測るだけです。販売しているサイズは3センチ刻みなので、迷ったら長めにしておきます。
スーツを制服にすると服装で苦労しない
着るものに関心がなく、また地味な服装を求められる仕事なら、この際、スーツを制服化してしまうことです。
やり方は簡単です。
2パンツの同じスーツを2着
2パンツ付のスーツをまったく同じものを2着買う。それだけです。柄は無地か、ごく目立たないストライプで、色は濃紺がお勧めです。上着2着、スラックス4本でローテーションしていく。ただし、ネクタイだけは毎日別のものにしましょう。
濃紺なら違和感はない
派手な柄や色のスーツでもない限り、毎日同じデザインのスーツを着ていても、誰も関心を持ちません。
毎日同じスーツでもネクタイが違えば印象がまったく変わるので、誰も変に思いません。グレーのスーツだと「あいつは毎日グレーのスーツだ」と言われるかもしれませんが、濃紺のスーツは、ごく一般的なので毎日濃紺でも全然違和感はありません。
また同じもので上着2着、スラックス4本ですので、どれかが多少傷んでも無駄なく使えます。
これを夏物と秋冬物で揃えておくと、着ていく服に迷うなんてことはなくなります。
革靴を履いて通勤するなら、黒または茶の革靴3足、同じデザインの靴下を6足用意しておくと、毎日、靴や靴下を選ぶ煩わしさから解放されます。靴も最初から3足(できれば革靴)あれば、5年は靴を新しく買う必要がなくなります。
シンプルスタイル ~余計な労力を省く~
靴は黒か茶を3足以上
ビジネスで使う靴は、黒か茶が一般的ですが、茶は結構スーツを選ぶのに対して、黒は、どんなスーツにも使えます。
会社が年中スーツのみなら、無難なのはは黒です。どうしても茶にしたいなら、濃く、黒に近い茶を選ぶことです。
ただ、ビジネスカジュアルなど、スーツに限定していないら、茶系統がお勧めです。黒い靴だと、どうしても重たい印象になりますので、スーツ着用が必須でないなら、茶系統を軸にそろえておくと、使いまわしが効きやすくなります。
靴は複数の靴をローテーションして、順に履くことで長持ちします。ローテーションするには、スーツを選ばない靴が3足あればOKです。1足だと1年で履き潰す場合でも、3足あれば6年は持ちます。4足以上でローテーションすると、カカトの交換だけで10年以上靴を買う必要がなくなります。
カカトの交換できる靴を選ぶ
選ぶポイントとしては、革靴でオーソドックスなもの、カカトの交換できるものを選ぶことです。靴底が一体になったカカトの交換できない靴は、擦り減ったら捨てるしかありません。
1度に革靴3足が厳しければ、革靴1足でスタートし、ボーナス時に買い増ししていきましょう。歩く距離が長い人は、安い靴を1足プラス。安い靴は雨の日用にも使えます。
おすすめは革靴
革靴でも足が臭う人は臭いますが、それが革靴でないと足が蒸れてもっとひどい臭いになり、飲み会が靴を脱ぐ場所だと、周りから敬遠されることになります。革靴でも臭わないようにしておくには、ローテーションして靴を休ませ、その間、つま先に革靴用の乾燥剤を放り込んでおくとよでしょう。
革靴で比較的コストパフォーマンスが良いのは、リーガルあたりです。ビジネスで使うなら、ローファータイプよりも紐の靴。リーガルでもピンキリですが、2万円ぐらいでなんとかなります。
靴を買うなら午後です。朝一番だと足が縮んでいますので後できつくなります。夕方にピッタリの靴を選ぶことです。
靴下は同じものを6足
あなたが自分で洗濯する必要があるなら、靴下はまったく同じものを6足買いましょう。
ペアでそろえる手間が不要になる
全部同じものであれば、洗濯のたびにもう片方の靴下を探してそろえる手間がなくなります。どれでも同じなので、2つづつそろえる必要もないし、また片足に穴があいても無駄なく使えます。色は自分の好きなものでかまいませんが、無難なところでは黒や紺でしょう。
気になる人への注意
くるぶしにワンポイントのロゴマークなどのデザインがある靴下があります。足首の左右にあればいいですが、外側だけにあると、右足用靴下、左足用の靴下になってしまいます。洗濯のたびにそろえるは面倒なので、片側だけにある靴下はやめた方がよいでしょう。
どうしても足の臭いが気になるなら、この商品がお勧め。スーパーで売っている抗菌防臭加工は1度洗濯するとほとんど効果がなくなる。
※靴下を洗濯するときは、裏返してから洗濯機に放り込みましょう。それだけで靴下の臭いをかなり軽減できます。
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